世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産の一つ、青森県七戸町の二ツ森貝塚を盛り上げようと、同町の老舗和洋菓子店「お菓子のみやきん」(宮沢一史社長)は、貝塚の出土品を模したクッキーを詰め合わせた「二ツ森浪漫(ろまん)」を発売した。8月に続く第2弾で、出土品の五つの県重宝をかたどったクッキーが入っている。
第1弾はクジラの骨で作られた鯨骨製青竜刀形骨器と、鹿角製叉状品(ろっかくせいさじょうひん)の二つの県重宝を取り入れていたが、今回は鹿角製櫛(ろっかくせいくし)など残りの三つを加え、高級感を出したという。土器のかけらを表現し、あえて割れた状態のクッキーも引き続き詰め合わせた。味はプレーン、ココア、エゴマのほか、縄文時代の人々も食べていたとされるクルミを追加した。
第1弾と同じく同町の有志らでつくる遺跡ガイド団体「二ツ森貝塚ボランティアガイドの会」(向中野政男会長)が同社に製作を依頼した。同会によると、第1弾で全ての県重宝のクッキーを作りたかったが、鹿角製櫛の形状が複雑で再現が難しかったという。その後も工夫を重ね、櫛を含んだ商品を開発した。
同会の山本泰二副会長は取材に「クッキーを通して二ツ森貝塚に興味を持ち、親しんでほしい」と語った。1箱300グラム入り2千円(税込み)。同社の県内6店舗、二ツ森貝塚館と道の駅しちのへで取り扱っている。
第1弾はクジラの骨で作られた鯨骨製青竜刀形骨器と、鹿角製叉状品(ろっかくせいさじょうひん)の二つの県重宝を取り入れていたが、今回は鹿角製櫛(ろっかくせいくし)など残りの三つを加え、高級感を出したという。土器のかけらを表現し、あえて割れた状態のクッキーも引き続き詰め合わせた。味はプレーン、ココア、エゴマのほか、縄文時代の人々も食べていたとされるクルミを追加した。
第1弾と同じく同町の有志らでつくる遺跡ガイド団体「二ツ森貝塚ボランティアガイドの会」(向中野政男会長)が同社に製作を依頼した。同会によると、第1弾で全ての県重宝のクッキーを作りたかったが、鹿角製櫛の形状が複雑で再現が難しかったという。その後も工夫を重ね、櫛を含んだ商品を開発した。
同会の山本泰二副会長は取材に「クッキーを通して二ツ森貝塚に興味を持ち、親しんでほしい」と語った。1箱300グラム入り2千円(税込み)。同社の県内6店舗、二ツ森貝塚館と道の駅しちのへで取り扱っている。