青森県産リンゴ、モモ凝縮 5種類のジュース発売/ワン・グローカル社

ワン・グローカルが販売するジュースやネクター。希少品種の県産リンゴや桃を使っている

 東京に本社を置く企業「ONE・GLOCAL(ワン・グローカル)」(鎌田由美子社長)が、希少品種の青森県産リンゴや桃を使った5種類のジュースを発売した。原料の仕入れや加工は県内の企業や果樹園が協力。3日、鎌田社長らが県庁を訪れ、柏木司副知事に商品を披露した。

 2018年設立のワン・グローカルは、全国各地の特産物に着目した製品の開発・販売を行っている。

 今回発売したのは「御所川原」「千雪」「紅の夢」という3種類のリンゴを使ったジュースとスパークリング(炭酸入り、ノンアルコール)のほか、平川市産の桃を使った「川中島白桃ネクター」。いずれも今年収穫した果実を使い、加工は五代農産加工(弘前市)とJR東日本青森商業開発(青森市)が行っている。

 このうち「紅の夢」と、果肉まで赤い品種「御所川原」を使った2種類のスパークリングは、酸味の効いた爽やかな味わい。ネクターは果実をそのまますりおろした濃厚な味が特徴となっている。

 JR東日本在籍時にA-FACTORYの立ち上げに携わった経歴を持ち、みちのく銀行の社外取締役でもある鎌田社長は、「本来の味が凝縮されたジュースが出来上がった」とPR。柏木副知事は「色が鮮やかで、きれい。多くの人に手に取ってほしい」などと語り、期待を寄せた。

 それぞれのジュースは数量限定で、ワン・グローカルのECサイト(https://hitotsu-hitotsu.net)などで販売。2種類のスパークリングは青森市のA-FACTORYと弘前市の「BRICK A-FACTORY」でも購入できる。

発売したジュースなどを手にする鎌田社長(右から3人目)、柏木副知事(同4人目)ら


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