環状列石をイメージして配置された灯籠の輪=26日夕、青森市のあおもり駅前ビーチ

 青森市の冬を盛り上げる光のイベント「あおもり灯(あか)りと紙のページェント」が26日夕、青森駅前周辺で始まった。今回は世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」をテーマに灯籠を飾るなどしており、市民らが海辺を彩る幻想的な「縄文の明かり」を楽しんだ。来年2月6日まで。

 冬恒例の行事で、和紙を使った雪だるま形の灯籠は市民らが約500個を制作。あおもり駅前ビーチでは、同市の小牧野遺跡のシンボルである環状列石をイメージして灯籠を並べ、直径約10メートルの輪をつくった。三内丸山遺跡の復元大型掘立柱(ほったてばしら)建物(6本柱)を模した高さ約2メートルの木造オブジェも飾り、ライトで点灯。訪れた人たちが「本当にきれい」と感嘆の声を上げた。

 この行事は冬季観光イベント「雪だ!灯りだ!芸術だ!あおもり冬のワンダーランド」(実行委主催)の一環。今後は「あおもり雪灯りまつり」(来年1月28~30日)や「青森冬まつり」(同2月5、6日)なども行う予定。

「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録を記念し、土偶を模した灯籠も飾られた

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