プロの味 自宅で手軽に/ラーメン店 冷凍自販機を併設

藤翔製麺に設置され好評を得ている冷凍自動販売機

 津軽地方で中華料理やラーメン店8店舗を展開する青森県鶴田町の「幡龍」は、グループ店の「藤翔製麺」(藤崎町)店舗前に冷凍自動販売機を設置した。ギョーザ、つけ麺など店の味を24時間無人販売し、好評を得ている。

 創業以来の看板メニューのギョーザを多くの人に食べてもらおうと方策を模索する中、みちのく自動販売機サービス青森営業所から打診を受け、販売機「ど冷(ひ)えもん」の導入を決めた。

 新型コロナウイルス禍で中食需要が高まり、非対面で購入できる安心感が受け6月24日の設置以降、売れ行きは好調。店舗の営業時間外に当たる夜間帯に買い求める人が多く、当初は商品の補充が追いつかず売り切れが続いた日もあったという。

 現在のメニューは黒豚ギョーザ(4人前20個入り)、つけ麺、親鶏中華、みそラーメンで価格は700~千円。店で調理し冷凍処理しており、1カ月ほど冷凍保存できる。

 幡龍の笠井憲一専務取締役は「店の味をそのまま自宅で食べられる。時間を気にせずいつでも買いに来てほしい」と話している。

 幡龍は他店舗でも冷凍自動販売機の導入を検討しているという。

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