病魔払う鏡絵特集/弘前市立博物館ねぷた展

弘前市立博物館で開催中の「弘前ねぷた展」

 弘前市立博物館で恒例の「弘前ねぷた展」が開かれている。江戸時代の記録を交え、令和までのねぷたの歴史を振り返る。疫病退散の願いを込め、特別展示室には病魔を払う鬼神「鍾馗(しょうき)」や、医薬をつかさどる「神農」などを題材にした鏡絵を集めた。9月20日まで。

 竹森節堂、石澤龍峡、長谷川達温、阿部義夫らそうそうたる絵師たちの作品など105点を展示する。今回は、明治の頃に葛飾北斎の挿絵本などがねぷた絵に与えた影響にも着目。三上幸子学芸員は「扇ねぷたの様式ができ、平面であることで、より自由な表現ができるようになった」と解説する。

 特別展示室は現役絵師である聖龍院龍仙さん、三浦呑龍さんの鏡絵を2点ずつ展示。両氏の鍾馗らを間近に見ることができる。

 8月16日は休館。同7日は「浮世絵がねぷた絵に与えた影響」をテーマに特別講座(事前申込制)を行う。問い合わせは同館(電話0172-35-0700)へ。

 また、隣接する弘前市民会館は同展会期に合わせ、会館入り口近くに自主制作のねぷた絵を展示。制作風景を記録した動画をホームページで公開している。

鍾馗や神農などを題材にした鏡絵が並ぶ特別展示室

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