信仰の山、八幡岳山開き

七戸町の八幡岳山開きで山頂を目指す参加者

 県南地方の信仰を集める青森県七戸町の八幡岳(標高1020メートル)で13日、山開きが行われた。町内外の約20人が山頂にある嶽八幡宮(西野敏宮司)で神事に臨み、新型コロナウイルスの収束や今シーズンの安全を祈った。

 参加者は八幡岳8合目にある祠(ほこら)「山乃神」で登山の安全を祈ったあと、頭上にホトトギスの鳴き声が響く参道を登り、約30分かけて山頂に着いた。山頂から北側に広がる、下北半島や陸奥湾、小川原湖などの眺めを満喫した。

 嶽八幡宮は今年で鎮座683年。神事では、西野宮司が新型コロナの収束を願う祝詞も奏上。日中は青空が広がり、あいさつを求められた小又勉町長は「例年にない穏やかな日和に恵まれた。きょうを契機に今年はいい年になりますように」と述べた。

 嶽八幡宮は今シーズンに合わせて社殿を増築し、微生物を利用したバイオトイレを設置した。おこもりのときのほか、日曜日は一般に開放する。また、参道の一部は土が流れて歩きにくくなっているところもあり、社殿側約600メートルに砂利を敷き整備した。

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