津軽岩木スカイライン開通

開通した岩木スカイラインを上り、8合目駐車場に向かうシャトルバス=23日午前11時ごろ

 冬季閉鎖していた岩木山の有料道路・津軽岩木スカイラインが23日、今季の営業を始めた。開通に合わせて、弘南バスが嶽温泉と8合目を結ぶシャトルバスを運行し、乗客が残雪と津軽半島を一望できる景色を楽しんだ。

 同日は午前9時半から安全祈願祭と開通式を行い、シャトルバスがゆっくりと69カ所のカーブを上っていった。道路を管理・運営する岩木スカイラインの梅原寛社長によると、今年は雪解けが早い。「おいしい空気を吸って、北海道や白神山地の景観を楽しんでほしい」と梅原社長。バスに乗車した弘前市岩木地区の地域おこし協力隊・太田歩さん(33)は「遠くまできれいに見えてびっくり。圧倒された」と話した。

 シャトルバスは嶽温泉から岩木山8合目までを一日4往復する。弘前バスターミナルから岩木山8合目まで往復で乗車すると、割引価格の2550円で乗車できるほか、8合目と9合目を結ぶリフトが往復500円(通常千円)になる。リフトは5月の大型連休までに運行開始する予定。

 8合目の売店は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、昨年に続き休業する。スカイラインの営業は11月上旬まで。

弘前市

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