長寿命化工事中の6本柱建物で一般公開された、高さ約15メートルの頂上部分=9日午前10時20分、青森市の三内丸山遺跡

 世界文化遺産登録を目指す「北海道・北東北の縄文遺跡群」の一つ、三内丸山遺跡(青森市)のシンボルで、長寿命化工事が進んでいる復元大型掘立柱建物(6本柱)の見学会が9日から始まった。参加者は普段と異なる目線から建物を見て、縄文人の心、考えに思いを巡らせた。

 建物は遺跡で見つかった遺構を基に1996年、クリ材でできた直径約1メートル、高さ約15メートルの柱を使って建てられ、3層構造になっている。工事用の足場を一番上まで上ると、柱の頂上部分を間近に見たり、足元から下層をのぞき込んだりできる。

 参加者は柱の傷んだ部分を削り樹脂で補修する仕組みなどについて、担当者から説明を受けた。弘前市の自営業岩渕菜穂子さんは「上から見てみたい気持ちがかないました。縄文人のスピリットに近づけたかな」と話していた。

 見学会は6月2日まで、毎週水・金曜日に各日2回ずつ実施する。事前申し込みが必要。

傷んだ部分を削り、樹脂で補修する作業が進む柱

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