新型コロナウイルスの影響で昨年4月の開催が中止となった国内最高峰のアイスショー「スターズ・オン・アイス」が28～30日、青森県八戸市のフラットアリーナで開かれる。平昌五輪金メダルの羽生結弦選手や2019、20年四大陸選手権連覇の紀平梨花選手、18年全日本選手権女王の坂本花織選手ら国内の一流スケーター26人が出演予定。4千人弱の観客を収容する大規模イベントとなる。

　主催の木下グループ（東京）が8日、ホームページで発表した。3選手のほか14年四大陸選手権覇者の無良崇人選手、20年NHK杯銀メダルの友野一希選手（28、29日のみ）、15年世界選手権2位の宮原知子選手、17年四大陸選手権金メダルの三原舞依選手、20年NHK杯アイスダンス優勝の小松原美里、小松原尊組らが出演する。

　同アイスショーは、昨年4月に営業を開始したフラットアリーナのこけら落とし公演となる予定だったが、コロナ禍により3月下旬に中止が決定。全国のファンによる予約で満室となっていた市内のホテルでキャンセルが相次ぐなどの混乱が生じた。木下グループの担当者によると、中止決定後も開催に向け、日程調整を続けていたという。

　28日は午後6時、29日は同2時、30日は同1時15分開演。チケットは1万2千～2万4千円。青森県を含む東北6県在住者には11～14日に先行販売する。一般発売は18日午前10時から。問い合わせは八戸公演事務局（電話017-777-1818）へ。