
青森市の青森松竹アムゼのスタッフで、映写技師の山田民男さん(89)が津軽を舞台にした映画「いとみち」の手作りのオリジナル看板を制作している。20歳でこの道に入り、足かけ70年近く映画館の仕事に携わる山田さん。「監督の出身地もロケ地も全て青森。少しでも盛り上がってくれれば」と5日も絵筆を持ち、仕上げに精を出した。看板は数日中にも建物の外にお目見えする予定だ。
山田さんは旧浪岡町生まれ。親戚が営む映画館で映写機の技術を覚え、後に映写技師の国家資格を習得。黒石慈善館や青森日活劇場、日活レジャーセンターなどを経て1997年からは青森松竹アムゼで働く。「昔は何でもやらされた」と話し、映写技師ながらチケット売りや、今は見られなくなった手書きの看板制作まで幅広い仕事をこなしてきた。
手作り看板は横約3.6メートル、縦約1.8メートル。3月初めごろ制作に取りかかった。「いとみち」のチラシや新聞広告などを参考に、岩木山やリンゴ、空などを絵の具で色鮮やかに描いている。ヒロインを演じた女優駒井蓮さん(平川市出身)ら出演者の写真は、ポスターからくりぬいて配置し、いとみちのロゴは赤文字で表現した。
山田さんは、映画「八甲田山」や「奇跡のリンゴ」など、過去に何度か同様の看板を制作した経験があるという。看板屋を営む友人もおり「遠くから見る分にはいいけど近くから見たら笑われそう」と謙遜しながら「一人でも多くの人に映画を見てほしい」と笑顔で話した。
映画は6月18日に県内先行上映、同25日から全国ロードショー。
山田さんは旧浪岡町生まれ。親戚が営む映画館で映写機の技術を覚え、後に映写技師の国家資格を習得。黒石慈善館や青森日活劇場、日活レジャーセンターなどを経て1997年からは青森松竹アムゼで働く。「昔は何でもやらされた」と話し、映写技師ながらチケット売りや、今は見られなくなった手書きの看板制作まで幅広い仕事をこなしてきた。
手作り看板は横約3.6メートル、縦約1.8メートル。3月初めごろ制作に取りかかった。「いとみち」のチラシや新聞広告などを参考に、岩木山やリンゴ、空などを絵の具で色鮮やかに描いている。ヒロインを演じた女優駒井蓮さん(平川市出身)ら出演者の写真は、ポスターからくりぬいて配置し、いとみちのロゴは赤文字で表現した。
山田さんは、映画「八甲田山」や「奇跡のリンゴ」など、過去に何度か同様の看板を制作した経験があるという。看板屋を営む友人もおり「遠くから見る分にはいいけど近くから見たら笑われそう」と謙遜しながら「一人でも多くの人に映画を見てほしい」と笑顔で話した。
映画は6月18日に県内先行上映、同25日から全国ロードショー。