七戸の縄文史跡を紹介する二ツ森貝塚館開館

二ツ森貝塚から出土した土器を見る来場者

 青森県七戸町の史跡二ツ森貝塚の文化的価値を内外にアピールする施設「二ツ森貝塚館」が2日、オープンした。町内外から来場者が訪れ、出土品など約350点の展示品を見ながら縄文時代の情景に思いをはせた。

 館内の常設展示室は、二ツ森貝塚の人々の暮らしをなりわいや祭りなどの六つのテーマで紹介。貝塚から出土した「鹿角製尖頭器(ろっかくせいせんとうき)」などの県重宝、年代別の土器や貝塚の断面などを展示している。史跡公園から約800メートルの距離にあった旧天間東小の卒業生という同町の高田憲人さん(18)は「小さい時は史跡公園へ遊びに行っていた。いろいろなものが出土していると知ることができて新鮮だった」と話した。

 二ツ森貝塚は、世界文化遺産登録を目指す「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産の一つ。貝塚館は、町が2019年3月に閉校した同小の校舎1階の一部を改修して整備した。

 常設展示室とは別室の体験活動室や、二ツ森貝塚と同時期の遺跡の出土品などに直接触れることができる「ハンズオンエリア」も設けた。貝塚に関する資料写真、発掘調査の写真などを閲覧できるデジタルアーカイブも設置している。

 町世界遺産対策室の担当者は「規模は小さいながらも、展示は充実している。一度ご来館いただければ」とPRした。

 入館無料。開館時間は午前10時~午後4時。休館日は月曜(祝日の場合は火曜)、祝日の翌日、年末年始。ガイドの案内を受けるには10日前までに予約が必要。予約、問い合わせは同館(電話0176-68-2612)へ。

2日オープンした二ツ森貝塚館

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