七戸「二ツ森貝塚館」完成 4月2日オープン


 世界文化遺産登録を目指す「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産の一つ、史跡二ツ森貝塚の文化的価値を内外にアピールする施設として、青森県七戸町が旧天間東小学校に整備を進めてきた「二ツ森貝塚館」が完成し25日、オープニングセレモニーが開かれた。地域住民や町関係者らが、新たな「縄文」の発信拠点に期待するとともに、登録への思いを新たにした。4月2日にオープンする。

 貝塚館は、2019年3月に閉校した校舎1階の職員室や放送室など約482平方メートルを改修した。館内には体験活動室や土器、石器などに触れられる「ハンズオンエリア」、新聞記事や調査記録をまとめた「遺跡情報コーナー」を設け、常設展示室には縦約1.2メートル、横約5メートルの剥ぎ取り貝塚断面や土器、「鹿角製尖頭器(ろっかくせいせんとうき)」といった県重宝5点などが案内板とともに飾られている。展示品は約350点。

 セレモニーで小又勉町長は「施設完成で構成資産の重要な遺跡という理解が一層進むものと確信している。親しまれ愛される施設になるよう努めていく」とあいさつ。テープカット、地元小学生によるくす玉割り、二ツ森神楽保存会の舞の披露で出席者が完成を祝った。

 入館は無料で、開館時間は午前10時~午後4時。休館日は月曜(祝日の場合は火曜)と祝日の翌日、年末年始。

剥ぎ取った貝層の断面や出土した土器などが展示された二ツ森貝塚館。4月2日にオープンする

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