ひな人形テーマに講演会/弘前市立博物館

大型の享保びななどが展示されている企画展

 江戸時代から明治にかけての古典ひな人形などを集めた企画展を開催中の弘前市立博物館で6日、ひな人形の歴史と文化をテーマにした講演会が開かれた。ひな文化の北の中心地とされる山形県の致道(ちどう)博物館の佐藤淳(じゅん)主任学芸員が講師を務め、時代ごとのひな人形の特徴や有職(ゆうそく)故実にのっとった飾り方などを紹介した。

 山形県庄内地方は京都と江戸のひな文化が同時に成立し、各地にひな人形の名品が残されている。佐藤さんは、最初期の座りびなである寛永びな、華やかな装いの享保(きょうほう)びな、大名に愛好された次郎左衛門びななど、ひな人形の変遷と特徴を紹介。「お内裏さまは男びなを指すのではなく、正しくは男びなと女びな2人合わせて『内裏びな』と呼ぶ」と話した。

 内裏びなの飾り方については「左右どちらに並ぶか正解はない」とした上で、大正時代までは並んだ左側が上座と考えたため、古典人形を扱う際も、向かって右に男びなが来るよう飾ると説明。冠のひもは耳の前で、ひもの先端とループが同程度の長さになるよう結ぶことなども解説し、「正しい着方や飾り方の理由を知ると、ひな人形を見るのがより楽しくなると思う」と語った。

 市立博物館の企画展「みちのく人形展~五彩に輝くこけし・雛(ひな)人形・土人形~」は21日まで。

ひな人形の歴史と文化について講演する佐藤さん

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