寒波で一足早く氷のカーテン/深浦・千畳敷

寒波の影響でJR千畳敷駅前に早くも現れた「氷のカーテン」=4日午後

 5日は二十四節気の一つで寒の入りの「小寒」。青森地方気象台によると、冬型の気圧配置が続く青森県内は4日、八戸を除く22の観測地点で最高気温が氷点下の真冬日となり、各地で雪と風の荒れた天気となった。深浦町のJR五能線千畳敷駅前の切り立つ岩肌には「氷のカーテン」が見られた。

 「氷のカーテン」は例年、1月中旬から2月にかけて張り付くが、今冬は相次ぐ寒波の影響で、一足早くお目見えした。約100メートルにわたり高さ20メートルほどの岩肌を滝のように覆っている。近くで民宿を営む金澤信仁さん(53)は「コロナで観光客が少ないのは残念だが、県や町の宿泊キャンペーンで、冬の深浦を訪れる県内客に見てほしい」と語った。

 JR青森支店によると4日、荒天の影響で津軽線上下計7本、大湊線上下計2本が運休。奥羽線、津軽線、五能線では計3本が最大55分遅れ合計約960人に影響が出た。

 同気象台によると、5日の県内は低気圧の影響で雪や曇りとなり、引き続き真冬日の所が多い見込み。

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