弘前の野菜農家が狼森にキャンプ場開設へ

来年春にかけてキャンプ場を整備する場所に立つ三浦さん。足元の灰はたき火をした跡という

 青森県弘前市の野菜農家、三浦紀子さん(53)が、同市狼森にキャンプ場を開設する準備を進めている。元々農業体験と宿泊を組み合わせた「農泊」を自宅で受け入れていた三浦さん。新型コロナウイルス収束が見通せない中、密閉状態になりにくい屋外での体験のアピールに乗り出す。来年4月中旬のオープンに向け「コロナ禍の中でも、地元の自然や文化を前面に出して弘前ファンを増やしたい」と意気込む。

 三浦さんは5年ほど前から市内の自宅で旅行者を受け入れてきた。国内はもちろん、中国、フランス、スペイン、チリ…。さまざまな国籍の人を受け入れ、特に弘前さくらまつりやねぷたまつり期間中は宿泊客が絶えることがなかったという。

 新たな農泊の拠点をつくろうと、昨年秋に同市狼森天王の空き家を取得。今年6月の受け入れ開始を目指していたが、新型コロナの流行を受け計画変更を余儀なくされた。

 「悩んでいるときに頭に浮かんだのが『星がすごくきれい』と喜んでいたお客さまの姿。感染リスクの少ない屋外で過ごすキャンプなら、この状況でもお迎えできるんじゃないか」と三浦さん。空き家の広い庭を活用し、テントの設営やたき火ができる場所を確保するため、伸び放題になっていた木々を伐採した。

 テントでの宿泊はもちろん、畑での野菜収穫、とれたて野菜を使ったピザづくり、山菜採り、草木染、こぎん刺しなど地域色を生かした体験メニューを数多く用意する予定だ。

 三浦さんは「日帰りキャンプも大歓迎。市内の方でも、弘前の新しい一面を発見できる場所にしたい」と話す。キャンプ場の情報は三浦さんが運営する「ここからファーム」のホームページなどで発信する予定。

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