縄文時代後期の環状列石で知られる青森市の小牧野遺跡で、雪害防止のための養生作業が行われている。17日は作業員3人が、地表に露出している約1600個の石と石の隙間を埋めるように、梱包(こんぽう)などに使う気泡緩衝材や発泡スチロールを入れた袋を置いていき、ブルーシートで石を覆うなどして冬支度を進めた。
市教育委員会文化財課によると、2004年度までは特に養生作業を行っておらず、凍結で割れる石が目立っていた。緩衝材などを入れた袋には、熱を保ち、雪の重さを石に直接かからなくするといった効果があり、凍結による石の割れは見られなくなったという。
作業は、遺跡を冬季閉鎖した16日に始まった。同課の児玉大成主幹は、小牧野遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界文化遺産登録審査が来年行われる見通しになっていることから、「来年は多くの皆さんに遺跡を見てもらい、世界遺産登録を喜ぶ年にしたい」と話した。
遺跡の冬季閉鎖は来年4月末までの予定。資料などを展示する「縄文の学び舎(や)・小牧野館」は開館している。
市教育委員会文化財課によると、2004年度までは特に養生作業を行っておらず、凍結で割れる石が目立っていた。緩衝材などを入れた袋には、熱を保ち、雪の重さを石に直接かからなくするといった効果があり、凍結による石の割れは見られなくなったという。
作業は、遺跡を冬季閉鎖した16日に始まった。同課の児玉大成主幹は、小牧野遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界文化遺産登録審査が来年行われる見通しになっていることから、「来年は多くの皆さんに遺跡を見てもらい、世界遺産登録を喜ぶ年にしたい」と話した。
遺跡の冬季閉鎖は来年4月末までの予定。資料などを展示する「縄文の学び舎(や)・小牧野館」は開館している。