青森県五所川原市金山の津軽金山焼が9月から築造を進めてきた二つの新窯が完成し、初のお披露目の場となる窯だきが行われている。10月31日、壁に耐熱ガラス窓を付けた新窯「炎が見える窯」では、陶器を包むように舞い上がる炎の幻想的な様子が間近に見え、来場者を楽しませた。
10月5日に完成した炎が見える窯は縦15センチ、横30センチのガラス窓が取り付けられ、窯内部を見学できるように設計した。30日から窯だきを始め、職人たちが交代しながら24時間態勢で温度調節を行っている。31日、内部温度は700度超まで上昇。最終的に1350度まで上げるという。
来場者たちは、アマビエをかたどった人気の陶器「あまびえたん」が炎に包まれる様子に「すごい」と声を上げ見入った。
金山焼では、2009年から使ってきた登り窯が耐用期限を迎えたことから9月に解体し、炎が見える窯と「須恵器窯」の二つを新設した。新型コロナウイルスの影響で失業したり収入が落ち込んだりした人を支援するため、新たに採用したアルバイト約10人が窯のれんがを磨く作業を担当。新窯での再利用につなげた。
窯元の松宮亮二さん(73)は「土から陶器に変わる瞬間は神秘的。焼く工程を見て、もっと焼き物を身近に感じてもらえれば」と話す。
二つの新窯で焼き上げた陶器は、11月7日から23日まで金山焼で開催する初窯展で販売する。
10月5日に完成した炎が見える窯は縦15センチ、横30センチのガラス窓が取り付けられ、窯内部を見学できるように設計した。30日から窯だきを始め、職人たちが交代しながら24時間態勢で温度調節を行っている。31日、内部温度は700度超まで上昇。最終的に1350度まで上げるという。
来場者たちは、アマビエをかたどった人気の陶器「あまびえたん」が炎に包まれる様子に「すごい」と声を上げ見入った。
金山焼では、2009年から使ってきた登り窯が耐用期限を迎えたことから9月に解体し、炎が見える窯と「須恵器窯」の二つを新設した。新型コロナウイルスの影響で失業したり収入が落ち込んだりした人を支援するため、新たに採用したアルバイト約10人が窯のれんがを磨く作業を担当。新窯での再利用につなげた。
窯元の松宮亮二さん(73)は「土から陶器に変わる瞬間は神秘的。焼く工程を見て、もっと焼き物を身近に感じてもらえれば」と話す。
二つの新窯で焼き上げた陶器は、11月7日から23日まで金山焼で開催する初窯展で販売する。