青森「帆立小屋」11月1日閉店 コロナ影響

ホタテ釣りを楽しむ観光客=13日、青森市のあおもり帆立小屋

 店内の水槽で釣ったホタテを自分で焼いたり、刺し身で味わったりすることができる青森市の青森駅前の飲食店「あおもり帆立小屋」が、11月1日を最後に閉店することが13日、分かった。新型コロナウイルス感染症の影響で、客層の多くを占める県外客が減少したことが要因。同日、店内は県内外からの利用客でにぎわっており、閉店を惜しむ声も聞かれた。

 同店は、東北新幹線全線開業に向け開発した古川市場の「のっけ丼」に続く新名物を目指し、青森商工会議所が2012年、釣りと食の体験イベントとして青森駅前で企画。13年に現在地に常設店舗として出店し、同市の飲食事業者DENフードスペシャル(田中晶代表)が運営を引き継いだ。

 田中代表によると、約2年前から訪日客らの人気が高まり、県内観光のオフシーズンとなる冬季でも高い売り上げを維持していた。しかし、新型コロナの影響で今年3月から客足が途絶え始め、青森ねぶた祭の中止を受けて7月ごろから閉店を考えたという。

 田中代表は「今後も情報発信を続けて帆立小屋のブランドを維持し、イベントがあれば出店したい。いずれ適当な場所が見つかれば、また常設でもやりたい」と話した。

 13日、店内では複数の客がホタテ釣りを楽しんだり、定食を食べたりしていた。弘前市から友人と初めて訪れた鎌田真未さん(19)は「県外から友達が来たら連れてきたかった」と閉店を残念がった。

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