1株に1個しか実をつけさせず、甘みを凝縮させる「一球入魂かぼちゃ」。今年7月には八戸市中央卸売市場で1個1万円の最高値が飛び出し話題となった。生産の中心は下北地方だが、今別町でも早くから作付けが行われてきた。町内の女性農家は「下北産に負けないように、津軽半島の一球入魂を守り続けたい」と張り切る。
一球入魂かぼちゃは、夏季冷涼な本県の気候を生かした収益性の高い作物として15年ほど前から栽培が広まった。濃緑の果皮と鮮やかな山吹色をした果肉のダークホースという品種。平均糖度13~15度という甘さから首都圏の青果市場でも高値で取引されている。「カボチャの常識を変えた品種」とも呼ばれる。
9月初めに同町大川平地区を訪れると、相内恵子さん(69)と相内くり子さん(65)が収穫から1カ月ほどたったカボチャの糖度を測って見せてくれた。表示は18.4とブドウやメロン並み。「ホクホク感と甘みが別格」「他のカボチャが食べられなくなる」と自信たっぷりに話す。
青森農協今別営農センターによると、2019年今別産の一球入魂かぼちゃ取扱量は10キロ詰め約350ケース。道の駅いまべつ半島プラザアスクルには1個1500円ほどで並んでいた。
2人の悩みは後継者不足だという。「お菓子や土産品の材料としても引き合いがあるので、意欲ある若い人に受け継いでもらいたいです」と口をそろえる。
一球入魂かぼちゃは、夏季冷涼な本県の気候を生かした収益性の高い作物として15年ほど前から栽培が広まった。濃緑の果皮と鮮やかな山吹色をした果肉のダークホースという品種。平均糖度13~15度という甘さから首都圏の青果市場でも高値で取引されている。「カボチャの常識を変えた品種」とも呼ばれる。
9月初めに同町大川平地区を訪れると、相内恵子さん(69)と相内くり子さん(65)が収穫から1カ月ほどたったカボチャの糖度を測って見せてくれた。表示は18.4とブドウやメロン並み。「ホクホク感と甘みが別格」「他のカボチャが食べられなくなる」と自信たっぷりに話す。
青森農協今別営農センターによると、2019年今別産の一球入魂かぼちゃ取扱量は10キロ詰め約350ケース。道の駅いまべつ半島プラザアスクルには1個1500円ほどで並んでいた。
2人の悩みは後継者不足だという。「お菓子や土産品の材料としても引き合いがあるので、意欲ある若い人に受け継いでもらいたいです」と口をそろえる。
▼おすすめ 3産品/自慢の食で観光拠点づくり/中嶋久彰町長
「一球入魂かぼちゃ」は親づる1本に実を1個だけ残して摘果するため、うま味が凝縮されています。今別町では秋の人気商品になっており、スイーツや加工品開発などの付加価値アップに努めているところです。
津軽海峡の潮風を受けた牧草で育てた「いまべつ牛」は芳醇(ほうじゅん)な香りと、すっきりした甘みが特徴。「津軽半島今別サーモン」は、食の安全安心につながる国際規格・ASC認証を国内で初めて取得した養殖場から出荷される新たな特産品です。
来春は本州最北の新幹線駅・奥津軽いまべつ駅が開業して5周年。自慢の食を生かした新メニュー作りなどを通して、津軽観光の玄関口・拠点としての魅力アップを目指します。
「一球入魂かぼちゃ」は親づる1本に実を1個だけ残して摘果するため、うま味が凝縮されています。今別町では秋の人気商品になっており、スイーツや加工品開発などの付加価値アップに努めているところです。
津軽海峡の潮風を受けた牧草で育てた「いまべつ牛」は芳醇(ほうじゅん)な香りと、すっきりした甘みが特徴。「津軽半島今別サーモン」は、食の安全安心につながる国際規格・ASC認証を国内で初めて取得した養殖場から出荷される新たな特産品です。
来春は本州最北の新幹線駅・奥津軽いまべつ駅が開業して5周年。自慢の食を生かした新メニュー作りなどを通して、津軽観光の玄関口・拠点としての魅力アップを目指します。
【問い合わせ先】今別町産業観光課(TEL0174-35-3005)