十和田湖休屋で「奥入瀬渓流の野草たち」展

野草の生態についてエピソードを交え紹介する村田さん

 青森県十和田市十和田湖休屋の十和田ビジターセンターで企画展「植物が好きになる話~奥入瀬渓流の野草たち」が開かれている。見過ごされがちな野草の生態を、NPO法人奥入瀬自然観光資源研究会が提供する写真29枚とともに紹介する。9月13日まで。

 展示写真にはそれぞれ解説文があり、日光が届きにくい森の中で野草がどんな工夫をしているのかが分かる。ユキノシタ科の「ネコノメソウ」は雨粒が落ちた衝撃を利用し、さやの上にある種を周囲に飛び散らせるという。ユリ科で背丈が高い「オオウバユリ」は茎の長さが120センチ以上もあり、これは種を広範囲に効率よく散らす工夫だと考えられている。写真にはオオウバユリの種が果実から飛び散る、躍動的な瞬間が写っている。

 ほかにも、自ら光合成をせず地中の菌類から養分をもらったり、木の枝の上でも成長できたりと、多様な生態を知ることができる。

 環境省十和田八幡平国立公園管理事務所のアクティブレンジャー村田野人さんは「企画展で紹介しているのは奥入瀬渓流で育つ野草のほんの一部。普段は車で通り過ぎている人も、渓流を直接歩いて多くの野草に興味を持ってみてほしい」と話す。

 主催は十和田ビジターセンター運営協議会。期間中は定休日なし。開場は午前9時~午後4時半、入場無料。



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