【ぐるぐるグルメ】深紅の宝石ジュノハート/南部

大粒の実が真っ赤に色づき、収穫を待つジュノハート=6月26日、蹴揚さんの園地

 国産サクランボの中でトップクラスの大きさを誇る「ジュノハート」。ハート形をしたルビーのような深紅の果実は、宝石を思わせる美しさだ。主産地の青森県南部町では、ふるさと納税の返礼品リストに載せれば、たちまち品切れという人気ぶり。今年は全国デビューでさらに注目が集まり、リンゴや洋ナシと並ぶフルーツ王国・南部の看板作物として地元の期待が高まっている。

 ジュノハートは、青森県オリジナルの特産果樹として、青森県産業技術センターりんご研究所県南果樹部(五戸町)が育成した。甘みが強い「紅秀峰」に、果実が大きい「サミット」を交配し、2013年に品種登録された。種が果肉から離れやすく、食べやすいという特長もある。

 南部町上名久井の蹴揚福男さん(72)は、地元で最も早くジュノハートを導入した農家の一人だ。50年ほど前から、さまざまな品種のサクランボ作りを続けてきた中で「初めて収穫したジュノハートの甘みと粒の大きさへの感激が、今も忘れられない」と振り返る。

 今年の出荷サイズは、500円硬貨を上回る4L(31~34ミリ)が主体で、県内デパートでの限定販売価格は15粒入り5千円、特に美しい上位等級品「青森ハートビート」なら2粒入り千円前後の値段だった。蹴揚さんは「実際に味わってもらえれば、青森のサクランボが国内トップブランドに近づいたことが分かるはずですよ」と自信をのぞかせた。


1粒ずつ丁寧に化粧箱に収められたジュノハート

▼おすすめ 3産品/寒暖差生かした果樹の町/工藤祐直町長

 南部町は、山間地ならではの寒暖差を生かした果樹栽培が盛んです。リンゴといえば津軽地方というイメージが強いかもしれませんが、南部町産は味の乗りが良いのが特長。ふるさと納税の返礼品として8割ほどの方が、リンゴを希望されます。

 返礼品ではニンニクも人気。全国的に有名な「福地ホワイト(六片種)」は、当町にある福地地区で生まれた品種。生産量では他市町村に及ばないものの、優れた品質が売り物です。

 初夏の風物詩としておなじみのサクランボは、新品種「ジュノハート」が評判ですが、主力の「佐藤錦」、晩生種の「紅秀峰」も味ではひけを取りません。町内の観光農園では、さまざまなフルーツ狩りが楽しめますよ。


リンゴ ふるさと納税の返礼品として一番人気。サンふじを中心に各種セットを用意


ニンニク 国内トップブランド「福地ホワイト(六片種)」発祥の地ならではの高い品質が自慢


サクランボ 話題のジュノハートだけでなく主力の「佐藤錦」や晩生種「紅秀峰」も人気

【問い合わせ先】南部町役場(TEL0178-84-2111)

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