青森県五所川原市の企業組合「でる・そーれ」は14日、同市金木町の笹餅(ささもち)作り職人桑田ミサオさん(93)直伝の笹餅の販売を再開した。新型コロナウイルスによる営業自粛で3月以降、販売を休止していた。再開した同日は予約分を含め、準備した130個が開店から約30分で完売する盛況ぶりだった。
2018年、でる・そーれの開設9周年イベントにミサオさんを招いたことをきっかけに交流が始まった。笹餅を作って販売してくれる後継者がほしい-とのミサオさんの願いを聞き、組合員8人が工房に通い、笹の葉の選び方から小豆の蒸し方、餡(あん)の作り方まで、手取り足取り指導を受けたという。
直伝の笹餅は、同組合が津軽鉄道の津軽五所川原駅前で運営するコミュニティーカフェで、毎月第2・第4日曜日に限定販売している。販売再開となった14日は、普段より5割ほど多い130個を用意したが、午前10時の開店とともに次々と客が訪れ、間もなく売り切れた。来店した青森市の女性(60)は「父がミサオさんと同じ93歳で、笹餅を食べさせたくて買いに来た」。五所川原市内の女性は「これまでも買いに来ていたが、品切れでなかなか買えなかった。再開すると聞いたので急いで来た」と話した。
同組合の辻悦子理事は「ミサオさんから教えてもらったことは財産。まだまだ未熟だが『仕事が仕事を教えてくれる』とのミサオさんの言葉を肝に銘じて頑張りたい」と意気込みを語った。
ミサオさん直伝の笹餅は1個108円(税込み)。予約も受け付ける。問い合わせは、でる・そーれ(電話0173-34-3971)へ。
2018年、でる・そーれの開設9周年イベントにミサオさんを招いたことをきっかけに交流が始まった。笹餅を作って販売してくれる後継者がほしい-とのミサオさんの願いを聞き、組合員8人が工房に通い、笹の葉の選び方から小豆の蒸し方、餡(あん)の作り方まで、手取り足取り指導を受けたという。
直伝の笹餅は、同組合が津軽鉄道の津軽五所川原駅前で運営するコミュニティーカフェで、毎月第2・第4日曜日に限定販売している。販売再開となった14日は、普段より5割ほど多い130個を用意したが、午前10時の開店とともに次々と客が訪れ、間もなく売り切れた。来店した青森市の女性(60)は「父がミサオさんと同じ93歳で、笹餅を食べさせたくて買いに来た」。五所川原市内の女性は「これまでも買いに来ていたが、品切れでなかなか買えなかった。再開すると聞いたので急いで来た」と話した。
同組合の辻悦子理事は「ミサオさんから教えてもらったことは財産。まだまだ未熟だが『仕事が仕事を教えてくれる』とのミサオさんの言葉を肝に銘じて頑張りたい」と意気込みを語った。
ミサオさん直伝の笹餅は1個108円(税込み)。予約も受け付ける。問い合わせは、でる・そーれ(電話0173-34-3971)へ。