県南地方に春を呼ぶ伝統行事「えんぶり」のシーズンが到来した。青森県南部町の「南部地方えんぶり」が8日、先陣を切って開幕。町内各えんぶり組の太夫たちが熱い摺(す)りを繰り広げ、五穀豊穣(ほうじょう)を祈った。
南部地方えんぶり保存振興会が主催。同町内8組と階上町1組の計9組が参加した。剣吉諏訪神社で奉納を行った後、剣吉上町をスタート。商店が立ち並ぶ剣吉駅前の目抜き通りなどを練り歩き、各組が勇壮な舞を披露した。
南部町のえんぶりは「どうさいえんぶり」と呼ばれ、速く激しい動きが特徴。南部芸能伝承館野外広場で行われた各組による「一斉摺り」では、太夫たちが烏帽子(えぼし)を力強く振って観客を魅了した。華やかな衣装に身を包んだ子どもたちも大黒舞や松の舞などの祝福芸を披露し、会場を沸かせた。
太夫を務めた福田上〓組の川井慧さん(25)は「今季最初のえんぶりだったので気合を入れてやりました」と笑顔だった。
8日の最高気温は八戸0.4度、三戸0.6度にとどまり、積雪は一時三戸で38センチ、八戸で14センチとなり共に平年値を上回った。南部地方えんぶりは最終日の9日、各組が町内で門付けを行う。
※〓は「木」の右が「八」
南部地方えんぶり保存振興会が主催。同町内8組と階上町1組の計9組が参加した。剣吉諏訪神社で奉納を行った後、剣吉上町をスタート。商店が立ち並ぶ剣吉駅前の目抜き通りなどを練り歩き、各組が勇壮な舞を披露した。
南部町のえんぶりは「どうさいえんぶり」と呼ばれ、速く激しい動きが特徴。南部芸能伝承館野外広場で行われた各組による「一斉摺り」では、太夫たちが烏帽子(えぼし)を力強く振って観客を魅了した。華やかな衣装に身を包んだ子どもたちも大黒舞や松の舞などの祝福芸を披露し、会場を沸かせた。
太夫を務めた福田上〓組の川井慧さん(25)は「今季最初のえんぶりだったので気合を入れてやりました」と笑顔だった。
8日の最高気温は八戸0.4度、三戸0.6度にとどまり、積雪は一時三戸で38センチ、八戸で14センチとなり共に平年値を上回った。南部地方えんぶりは最終日の9日、各組が町内で門付けを行う。
※〓は「木」の右が「八」