今別から北海道・木古内町に友好の扇ねぶた

北山さん(右)が木古内町に寄贈した扇ねぶた。修理した後、展示していた道の駅に返却するという

 北海道新幹線が縁で、青森県今別町の北山正さん(72)が2014年から毎年、道南の木古内町に自作の扇ねぶたを贈っている。16年の開業で駅ができた両町は、津軽海峡を挟んで「お隣」同士に。友好の証しとなるねぶたは役場などの公共施設に展示され、多くの町民を楽しませているほか、扇ねぶたが出陣する今別町の恒例行事「荒馬まつり」のPRにも一役買っている。

 扇ねぶたは、8月の荒馬まつりで荒馬踊りの隊列とともに町内を勇壮に練り歩く。北山さんは、新幹線開業を見据え、商工会の一員として木古内町を視察したことを機に、荒馬のPRも兼ねてねぶたの寄贈を思いついた。

 贈るのは祭り本番で使う扇ねぶたの縮小版で、縦1メートル、横70センチ、幅50センチほど。三国志や水滸伝を題材に、木の骨組みに和紙を張り、ロウを溶かして着色。約4カ月かけて仕上げる。町内展示用に制作したものに、新たに「木古内町」と町名を入れるなど、寄贈用にリニューアルしている。毎年11月に木古内町役場を直接訪ね、ねぶたとともに、自宅で栽培したリンゴを贈っている。今年で6基目を数え、役場のほか道の駅や郷土資料館、公民館などに展示されている。17年には、同町から感謝状を贈られた。

 木古内町役場の畑中正実主査(新幹線振興室)は「扇ねぶたは毎年見事な出来栄え。町の人も喜んでおり、今別との交流がさらに深まってほしい」と話す。

 奥津軽いまべつ駅から木古内駅までは、新幹線で約30分。開業以降、両町関係者が互いに、荒馬まつりと木古内町の寒中みそぎ祭り(1月)に参加するなど交流が続く。北山さんは「新幹線駅がある小さな町同士、仲良くできればうれしい。扇ねぶたを見てもらい、木古内の人に荒馬を知ってほしい」と語った。

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