サケを捕まえ、歓声を上げる参加者たち

 青森県おいらせ町のしもだサーモンパークで16日、「日本一のおいらせ鮭まつり」が開幕した。メインイベントのサケつかみ捕りには多くの観光客や家族連れ、米軍関係者が挑戦し、しぶきを上げて逃げるサケを必死に追い回した。17日まで。

 つかみ捕りは4回行われ、このうち初回には約200人が参加。いけすには体長約70センチのサケ200匹が放たれた。参加者たちはずぶぬれになりながら、暴れるサケに両腕を伸ばして迫り、捕獲するたびに歓声を上げた。

 釣り仲間と訪れた八戸工業大学1年生の三橋佑哉さん(19)は「初めての参加だったが、2匹捕まえることができた。夕飯でちゃんちゃん焼きにして食べたい」と笑顔で話した。

 今年は不漁の影響で恒例の「サーモンレース」が中止となった。まつり全体では例年約2千匹を用意するが、今年は600匹ほどとなった。

 会場では、サケ汁の振る舞いやステージショーなども人気を集めた。

 町と町観光協会が主催し今年で14回目。過去に国内最多の約2500匹でまつりを行ったことから「日本一」を称している。

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