冬の十和田湖を幻想的なライトアップや花火の打ち上げで彩るイベント「十和田湖冬物語」(同実行委主催、事務局・十和田奥入瀬観光機構)の今冬の開幕が、例年の2月上旬から1週間程度前倒しされ、2020年1月24日となることが、13日分かった。翌日の25日が春節(旧正月)に当たり、この日を中心に多くの訪日が見込まれる中華圏からの旅行客を取り込む狙いという。
十和田市によると、2018年に市内に宿泊した外国人宿泊者数は6万1643人。地域別の内訳は多い順に台湾3万6941人(59.9%)、中国8397人(13.6%)、香港4908人(7.9%)と続き、中華圏が全体の8割超を占める。
市は近年、雪の降ることが珍しい温暖な気候の台湾客のニーズを意識し、奥入瀬渓流の氷瀑(ひょうばく)ライトアップツアーを始めたり、焼山地区の十和田湖温泉スキー場に雪遊び場を整備するなど、既存の観光地の磨き上げに力を入れてきた。
特に今年は7月に定期航空便が青森-台北(桃園)間に就航し、11月からは台湾側からの冬季需要増を見込み、定期便週5往復体制となった。搭乗率が就航以来好調を維持していることも追い風に、今冬はより多くの台湾客取り込みに期待がかかる。
冬物語は今冬で22回目を数える恒例行事。本宿貴一市農林商工部長は「中華圏からの来訪者がこれだけ増えている現状を踏まえ、ニーズをきっちり取り込もうと、事業者を含めた思い切った決断ができた」と述べた。今冬の冬物語は来年2月24日まで。
十和田市によると、2018年に市内に宿泊した外国人宿泊者数は6万1643人。地域別の内訳は多い順に台湾3万6941人(59.9%)、中国8397人(13.6%)、香港4908人(7.9%)と続き、中華圏が全体の8割超を占める。
市は近年、雪の降ることが珍しい温暖な気候の台湾客のニーズを意識し、奥入瀬渓流の氷瀑(ひょうばく)ライトアップツアーを始めたり、焼山地区の十和田湖温泉スキー場に雪遊び場を整備するなど、既存の観光地の磨き上げに力を入れてきた。
特に今年は7月に定期航空便が青森-台北(桃園)間に就航し、11月からは台湾側からの冬季需要増を見込み、定期便週5往復体制となった。搭乗率が就航以来好調を維持していることも追い風に、今冬はより多くの台湾客取り込みに期待がかかる。
冬物語は今冬で22回目を数える恒例行事。本宿貴一市農林商工部長は「中華圏からの来訪者がこれだけ増えている現状を踏まえ、ニーズをきっちり取り込もうと、事業者を含めた思い切った決断ができた」と述べた。今冬の冬物語は来年2月24日まで。