青森市飛鳥の国道280号近くの農場で栽培されている「あおもり藍」が開花期を迎えている。茎の先に小さな花をたくさんつけ、稲刈りが終わった晩秋の水田地帯の一角を、濃いピンク色に染めている。
藍はタデ科の1年草で、栽培しているのは「小上粉(こうじょうこ)」と呼ばれる品種。染料の藍は深い青色だが、花は、つぼみのうちは濃いピンク、花が開くとともに白く変わっていく。
「あおもり藍」の産業化に取り組む同市の「あおもり藍産業協同組合」の委託で、生産を請け負う地元の企業「藍農産」が無農薬で栽培。転作田を活用し、今年は約50アールに作付けした。
染料やお茶、有効成分を活用した消臭スプレーなどの製品に活用される葉は、9月末までに3回にわたり収穫した。花は種を取る分だけを残し、雪が降る前には刈り取る作業に入る。
晩秋を彩るピンク色のじゅうたんに、車を止めて写真を撮りに来る人もいるという。1日、藍農産代表の福士英雄さん(72)は「有効成分の多い葉を収穫するには、水や追肥の見極めが大事。今年は日照りが続いて収量は平年より少なかった」と話した。ピンク色の状態はあと1週間ほど続きそうだという。
藍はタデ科の1年草で、栽培しているのは「小上粉(こうじょうこ)」と呼ばれる品種。染料の藍は深い青色だが、花は、つぼみのうちは濃いピンク、花が開くとともに白く変わっていく。
「あおもり藍」の産業化に取り組む同市の「あおもり藍産業協同組合」の委託で、生産を請け負う地元の企業「藍農産」が無農薬で栽培。転作田を活用し、今年は約50アールに作付けした。
染料やお茶、有効成分を活用した消臭スプレーなどの製品に活用される葉は、9月末までに3回にわたり収穫した。花は種を取る分だけを残し、雪が降る前には刈り取る作業に入る。
晩秋を彩るピンク色のじゅうたんに、車を止めて写真を撮りに来る人もいるという。1日、藍農産代表の福士英雄さん(72)は「有効成分の多い葉を収穫するには、水や追肥の見極めが大事。今年は日照りが続いて収量は平年より少なかった」と話した。ピンク色の状態はあと1週間ほど続きそうだという。