日本画の世界に浸る/光ミュージアム展開幕

齋藤学芸員(右)の説明を受ける来場者

 特別企画展「光ミュージアム 近現代日本画の軌跡」が21日、弘前市立博物館で始まった。横山大観のびょうぶ画や東山魁夷が種差海岸を描いた掛け軸、青森県弘前市出身の工藤甲人の作品などが並び、訪れた市民らは画家がつくり出した、それぞれの日本画の世界観に浸っていた。

 弘前市、東奥日報社、弘前市文化団体協議会、アップルウェーブ、弘前観光コンベンション協会でつくる実行委員会が主催。岐阜県高山市にある「光ミュージアム」のコレクションをまとまった形で紹介する、東日本で初の展覧会となっている。明治初期の横山大観、美人画の上村松園、戦後の作家では東山魁夷ら、近現代を代表する日本画家の作品約70点を展示している。

 開会式で桜田宏市長の代理で同展実行委員長の吉田健教育長が「日本を代表する作家の、それぞれのいぶきや情熱を感じてもらえるものとなっている」、東奥日報社の松林拓司事業局長が「コレクションは実に多彩。壮大な時空間を念頭に置いたものとなっている」とあいさつ。主催者、来賓、城西小6年の高谷子竜君、楠美愛央さんらがテープカットし開会を祝った。

 開会式の後、同博物館学芸員の齋藤明日美さんが、画家の特徴やどのような時に描かれたものかなどについて解説。来場者は熱心に話を聞きながら、掛け軸やびょうぶなどを鑑賞した。弘前市の60代女性は「さまざまな年代の有名な画家の作品に引き込まれる」と話した。

 光ミュージアム展は11月4日までで、会期中無休。会期中の毎週日曜日午後2時から同博物館学芸員によるギャラリートークがある。観覧料は一般800円、高校・大学生400円。小・中学生200円。

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