十和田市現代美術館の企画展「AKI INOMATA:シグニフィカント・アザネス 生きものと私が出会うとき」が14日、開幕した。国内外から注目されている美術家AKI INOMATAさん(36)=東京都=が日本の美術館で開催する初の個展。同日、同美術館でギャラリートークが行われ、INOMATAさんが地球上の生物の共生関係を見つめ直す作品や企画展への思いを紹介した。
INOMATAさんは、生物の観察と調査を通し、3Dプリンターなどの先端技術を用いて独創的な作品を生み出す。タイトルの「シグニフィカント・アザネス」は、科学史家ダナ・ハラウェイが提唱した「重要な他者性」からヒントを得て引用した。
企画展では、ヤドカリの殻を作り、実際に引っ越しさせる「やどかりに『やど』をわたしてみる」や、ミノムシに女性服の端切れをまとってもらう「girl,girl,girl,,,」、かつて人々の生活を支えた南部馬がモチーフの新作「ギャロップする南部馬」など6プロジェクトを展示している。
同美術館の金澤韻(こだま)学芸統括は「(INOMATAさんの作風は)生きものとの協業が特徴。人間中心主義ではないという視点から世界を知覚し、環境の観点から世界的に注目を集めている」と紹介。INOMATAさんは「ヤドカリの引っ越しを間近で見られる。十和田ならではの新作もぜひ見てほしい」と話した。
同展は来年1月13日まで。開館時間は午前9時~午後5時。15日午後2時から朗読ライブを開催する。10月26日午後3時からは、INOMATAさんの作品集刊行記念トーク&サイン会を開く。
INOMATAさんは、生物の観察と調査を通し、3Dプリンターなどの先端技術を用いて独創的な作品を生み出す。タイトルの「シグニフィカント・アザネス」は、科学史家ダナ・ハラウェイが提唱した「重要な他者性」からヒントを得て引用した。
企画展では、ヤドカリの殻を作り、実際に引っ越しさせる「やどかりに『やど』をわたしてみる」や、ミノムシに女性服の端切れをまとってもらう「girl,girl,girl,,,」、かつて人々の生活を支えた南部馬がモチーフの新作「ギャロップする南部馬」など6プロジェクトを展示している。
同美術館の金澤韻(こだま)学芸統括は「(INOMATAさんの作風は)生きものとの協業が特徴。人間中心主義ではないという視点から世界を知覚し、環境の観点から世界的に注目を集めている」と紹介。INOMATAさんは「ヤドカリの引っ越しを間近で見られる。十和田ならではの新作もぜひ見てほしい」と話した。
同展は来年1月13日まで。開館時間は午前9時~午後5時。15日午後2時から朗読ライブを開催する。10月26日午後3時からは、INOMATAさんの作品集刊行記念トーク&サイン会を開く。