脚本家倉本聰さんの点描画を集め、青森市の県立郷土館で開催中の「森のささやきが聞こえますか 倉本聰の仕事と点描画展」(東奥日報社などによるTTHAグループ、青森朝日放送主催、県立郷土館、東奥日報文化財団共催)。会場にはテレビドラマ「北の国から」の撮影で使用されたセットの再現や、シナリオや小道具なども展示されており、倉本ワールドが存分に楽しめると好評だ。
今回、点描画120点とは別に脚本家としての仕事ぶりが分かる展示スペースを設けている。その中核となるのが、倉本さんの代表作「北の国から」。田中邦衛さんが演じる黒板五郎一家が北海道富良野を舞台に、さまざまな出来事と向き合いながら力強く生き抜く物語だ。
年季の入ったちゃぶ台に酒の一升瓶、干しっぱなしの手拭い、板塀に差し挟まれた古びた新聞紙…。一家が住んだ家の室内セットは、ドラマを見た人なら、懐かしい時代に引き戻されていくはず。五郎のトレードマークである防寒用の帽子やジャンパーの試着もでき、ちゃぶ台の前に座り、茶わんで酒を飲むしぐさをするファンもいる。
同市の80歳と75歳の女性2人組は「ドラマの中のゆったりとした時間の流れや独特の雰囲気に引き付けられて、よく見ていたよね」と感慨深げ。家族で訪れた五所川原市出身の新岡健二さん(40)=神奈川県在住=も「点描画もぐっときたけれど、五郎さん一家の写真を見て、テレビで見ていた当時を思い出した」と話していた。
同展は25日まで。展示室内は撮影禁止だが、同セットは写真撮影できる。
今回、点描画120点とは別に脚本家としての仕事ぶりが分かる展示スペースを設けている。その中核となるのが、倉本さんの代表作「北の国から」。田中邦衛さんが演じる黒板五郎一家が北海道富良野を舞台に、さまざまな出来事と向き合いながら力強く生き抜く物語だ。
年季の入ったちゃぶ台に酒の一升瓶、干しっぱなしの手拭い、板塀に差し挟まれた古びた新聞紙…。一家が住んだ家の室内セットは、ドラマを見た人なら、懐かしい時代に引き戻されていくはず。五郎のトレードマークである防寒用の帽子やジャンパーの試着もでき、ちゃぶ台の前に座り、茶わんで酒を飲むしぐさをするファンもいる。
同市の80歳と75歳の女性2人組は「ドラマの中のゆったりとした時間の流れや独特の雰囲気に引き付けられて、よく見ていたよね」と感慨深げ。家族で訪れた五所川原市出身の新岡健二さん(40)=神奈川県在住=も「点描画もぐっときたけれど、五郎さん一家の写真を見て、テレビで見ていた当時を思い出した」と話していた。
同展は25日まで。展示室内は撮影禁止だが、同セットは写真撮影できる。