曳山出陣「オイサー」響く 仙北市で「角館のお祭り」始まる

角館神明社に向かう曳山
 「山・鉾(ほこ)・屋台行事」の一つとして国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されている秋田県仙北市の「角館祭りのやま行事(角館のお祭り)」が7日始まった。各丁内から18台の曳山(ひきやま)が繰り出し、角館神明社を参拝した。9日まで。

 角館のお祭りは角館神明社(7、8日)と成就院薬師堂(8、9日)の祭典に合わせて行われる行事。豪快なやまぶっつけと情緒豊かな飾山囃子(おやまばやし)で知られる。

 神明社の宵宮祭に当たる7日は、午後4時、武者人形や歌舞伎人形が飾られた曳山が18丁内から出陣。開幕を待ちわびていた若者らが「オイサー、オイサー」のかけ声を威勢良く響かせ、神明社を目指した。鳥居前に到着すると囃子と手踊りを奉納し、引き手たちが参拝した。

 「上新町若者」で正責任者を務める細川栄太(たかひろ)さん(34)は、物心ついた頃からお祭りに関わってきた。「憧れだった」という正責任者に就いて2年目。「お祭りは生活の一部であり、丁内の皆さんと交流できる場でもある。事故やけがなく、みんなで楽しめるお祭りにしたい。伝統ある上新町の曳山を多くの人に見てもらいたい」と意気込んだ。

 8日は午前10時から武家屋敷通りで佐竹北家上覧、午後4時から薬師堂参拝を行う。6時以降は町中心部の10カ所で順次、相手や時間が事前に決まっている「観光やまぶっつけ」を行う。9日は曳山同士が鉢合わせた際の通行権を巡る交渉や、交渉が決裂した場合のやまぶっつけが繰り広げられる。

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