秋田県仙北市の「角館祭りのやま行事(角館のお祭り)」で曳山(ひきやま)人形師を務め、2005年に76歳で亡くなった蔦谷秋山(つたやしゅうざん)さんの作った人形や制作手法を、5丁内でつくる「蔦谷会」が受け継いでいる。7日に始まる本番を前に、佐藤敦也代表(59)は「伝統をつないできた人形を多くの人に見てもらいたい」と話している。
曳山には歌舞伎人形や武者人形が飾られる。蔦谷会は、蔦谷さんの人形を曳山に載せていた「駅前若者」「桜美町若者」「上新町若者」「下岩瀬町若者」「東部若者」の5丁内で結成し、蔦谷さんが木彫りで作った首や手足を譲り受けた。首だけで約100体あり、各丁内がその年の題材によって使い分けている。
各丁内は人形の化粧を毎年落とし、新たに色を付けている。蔦谷さんの人形は日本画と同様に、貝殻を粉状にした胡粉(ごふん)と、動物由来の天然の接着剤・ニカワを用いて色を塗る昔ながらの手法が特徴。温度や湿度によってニカワの分量を変える難しさがあるという。
佐藤代表は「蔦谷さんが大切にしてきた昔ながらの手法をつなぎたいとの思いで取り組んでいる。制作に時間はかかるが、透明感のある白色が出て質が高くなる」と良さを語る。
蔦谷さんは丁内の曳山のほか、現・角館こども園のミニ山に載せる人形作りにも力を入れていた。佐藤代表は「蔦谷さんには子どもたちを大切にし、お祭りの良さを見せることで伝統を引き継いでほしいという思いがあったのだろう」と話す。
その思いも継ぎ、現在は5丁内が持ち回りでこども園の人形作りを担っている。今年は佐藤代表の所属する桜美町若者が担当しており、8月29日にはこども園で人形を載せる作業に当たった。
佐藤代表は「丁内の曳山も含め、きれいに仕上がった人形を見てもらいたい。今後は蔦谷流の人形を制作できる若者を育て、伝統を後世につなぎたい」と語った。
曳山には歌舞伎人形や武者人形が飾られる。蔦谷会は、蔦谷さんの人形を曳山に載せていた「駅前若者」「桜美町若者」「上新町若者」「下岩瀬町若者」「東部若者」の5丁内で結成し、蔦谷さんが木彫りで作った首や手足を譲り受けた。首だけで約100体あり、各丁内がその年の題材によって使い分けている。
各丁内は人形の化粧を毎年落とし、新たに色を付けている。蔦谷さんの人形は日本画と同様に、貝殻を粉状にした胡粉(ごふん)と、動物由来の天然の接着剤・ニカワを用いて色を塗る昔ながらの手法が特徴。温度や湿度によってニカワの分量を変える難しさがあるという。
佐藤代表は「蔦谷さんが大切にしてきた昔ながらの手法をつなぎたいとの思いで取り組んでいる。制作に時間はかかるが、透明感のある白色が出て質が高くなる」と良さを語る。
蔦谷さんは丁内の曳山のほか、現・角館こども園のミニ山に載せる人形作りにも力を入れていた。佐藤代表は「蔦谷さんには子どもたちを大切にし、お祭りの良さを見せることで伝統を引き継いでほしいという思いがあったのだろう」と話す。
その思いも継ぎ、現在は5丁内が持ち回りでこども園の人形作りを担っている。今年は佐藤代表の所属する桜美町若者が担当しており、8月29日にはこども園で人形を載せる作業に当たった。
佐藤代表は「丁内の曳山も含め、きれいに仕上がった人形を見てもらいたい。今後は蔦谷流の人形を制作できる若者を育て、伝統を後世につなぎたい」と語った。