山車華やか、囃子にぎやか/十和田秋まつり開幕

豪華な山車が中心街を練り歩き、威勢の良い十和田囃子が響いた十和田市秋まつり初日の合同運行=4日、同市の三本木大通り

 青森県十和田市に秋の訪れを告げる「十和田市秋まつり」が4日、開幕した。初日は好天に恵まれ、午後2時から三本木大通り(国道102号)でパレードと山車の合同運行を実施。豪華な山車が中心街を通り、威勢の良い十和田囃子(ばやし)が会場一帯に響き渡った。6日まで。

 三本木稲荷神社付近からスタートし、三本木小唄普及委員会や三本木農業恵拓高校、十和田工業高校の生徒らによるパレードが先陣を切った。町内会など13団体が参加した合同運行では、山車や太鼓車が次々と登場。華やかな人形や工夫を凝らした仕掛けで沿道に詰めかけた多くの市民らを沸かせた。

 西十一番町町内会は歌舞伎十八番の勧進帳をテーマに山車を制作。初日は約120人が参加した。同町内会祭典実行委員長の木村繁夫さん(63)は「現代に薄れかけている義理人情や勇気といった思いを山車制作のテーマに選んだ。中高生の多いメンバーで元気が良い。中日の5日、ライトアップされた山車を見てほしい」と話した。

 まつりは十和田市や十和田商工会議所、十和田奥入瀬観光機構が主催した。午後5時半過ぎからは流し踊りやみこしが官庁街通りを盛り上げ、ダンスの披露もあった。

 5日は正午から山車を展示するほか、午後1時40分から市中央駐車場で十和田囃子競演会を開催。薄暮・夜間運行は午後5時から行う。

▼24年ぶり新団体参入 「一二三會」デビュー

 4日開幕の十和田市秋まつりに新規参入した若手有志の団体「一二三(ひふみ)會」が、自前のみこしを担いで本格デビューを果たした。「セイヤ」のかけ声とともに、約100人が市官庁街通りを歩き、24年ぶりの新団体が新たな彩りを加えた。

 一二三會は、ウェブ制作と建築設計を手がける市内の2社の代表を中心に2025年に設立。一二三會が本部前に姿を見せると、他のみこし団体の関係者が集まり「これだけ人を集めてたいしたものだ」「このみこしの形もかっこいい」などと話していた。

 市現代美術館前まで約1時間半担いだメンバー。共同代表渡部良平さん(43)は「担ぎ方や手びらがねを打つ早さなどを教えてくれ、多くの人に助けられた」。村岡将利さん(39)は「応援されていると感じ、今後も続けていかなければいけないという思いを強くした」と話した。

 中日の5日夕にも官庁街通りを練り歩く。

24年ぶりの新団体参入となり、本格デビューした一二三會。「セイヤ」のかけ声を十和田市官庁街通りに響かせた=4日夜

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