山車、はやし勇壮/むつで田名部まつり開幕

田名部神社に参詣し、豪快に山車を回す男衆=18日午後1時半ごろ、むつ市

 下北地方最大の夏祭り「田名部まつり」が18日、青森県むつ市で開幕した。青空が広がる中、豪川組(横迎町)、義勇組(小川町)、共進組(柳町)、明盛組(本町・田名部町)、新盛組(新町)が山車(やま)を運行し、勇壮なはやしとかけ声が田名部五町に響いた。

 各組は朝から各町内で山車を運行。午後1時半までに次々と田名部神社に参詣した。太鼓やかね、笛の音が響く中、男衆が力いっぱい山車を回すと、沿道から「おおっ」と歓声が上がった。

 観光で訪れた八戸市の会社役員中村裕美さん(55)と息子の迦月(かづき)さん(17)=八工大二高2年=は「厳かな雰囲気がすてき。地元の祭りとのかけ声やはやしの違いを体感できて良かった」と話した。

 むつ市出身で仙台市在住の小野哲弘さん(48)は毎年まつりに合わせ、息子の泰獅(たいし)さん(15)=高校1年生=を連れて帰省。「明盛組OBとして、田名部まつりがないと夏は終われない。今年も最高のまつりになってほしい」と胸を高鳴らせた。

 田名部まつりは江戸時代に下北の総鎮守だった田名部神社の例大祭。山車運行に加え、神楽や能舞の奉納などが行われる。最終日の20日夜には、5台の山車が集合し、来夏の再会を誓う「五車別れ」で最高潮を迎える。

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