大仙市・払田柵跡、南大路東建物リニューアル 再整備完了、内部の見学可能に

再整備された南大路東建物
 秋田県大仙市と美郷町にまたがる国指定史跡・払田柵(ほったのさく)跡で、市が進めていた南大路東建物の再整備が完了した。25日からは総合案内所と合わせ本年度の公開がスタート。古代の雰囲気を感じながら歴史を学ぶことができる。

 払田柵は平安期に律令国家が置いた政治・軍事拠点とされ、1931年に国史跡に指定された。県が発掘調査、市が遺跡の復元など環境整備を担っている。

 南大路東建物は政庁の南東に位置する。シンボルとして復元された外柵南門、通路の南大路などに続き、1995年に整備された。2023年に調査した結果、30年がたち腐食やひび割れ、柱の沈下が確認されていた。

 市は昨年度、国補助金を活用し工事費8800万円をかけて再整備した。新たな東建物は木造平屋建て、高さ約6・5メートル、床面積約72平方メートル。ガラス扉や電気設備を設置し、内部を資料展示などに活用できるようにした。

 市文化財課は「これまで東建物内部は倉庫として使っていたが、再整備で一般の見学者が入れる環境が整った。ぜひ足を運んで当時の雰囲気を感じてほしい」とした。

 総合案内所と東建物の公開は11月15日まで。午前9時~午後4時(最終入館3時半)。月曜(7~8月は月曜・火曜)休館。無料。

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