払田柵跡(秋田県大仙市)

 国指定史跡。平安時代の初め(801年ごろ)に造られた国の役所跡で、広さ87・8ヘクタール、周囲の延長約3・6キロ。中心施設である「政庁」、標高54メートルの小高い丘陵「長森」を取り囲む「外郭」、そしてこれらを取り囲むように建てられた「外柵」の3重の囲いがある。

 復元された外柵南門をくぐると政庁跡まで約200メートルの大路が続き、訪れる人を平安時代の雰囲気にいざなう。

 1902(明治35)年に水田から角材列の一部が偶然発見されたことから、その存在が知られるようになったが、古代の文献に記載のない大規模な城柵で、何の遺跡なのか、実は肝心の答えは出ていない。

 外柵南門のそばにある払田柵総合案内所では、払田柵跡の歴史を知ることができる。県道を挟んで向かい側の県埋蔵文化財センターでは、払田柵跡で出土した土器や石器のほか、県内各地の遺跡の出土品を展示する。

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