十和田湖に夏の訪れを告げる「十和田湖湖水まつり」が13日、青森県十和田市の休屋地区で開幕した。好天に恵まれた初日、観光客が湖畔を巡るツアーやカヌー体験などを満喫。夜は湖上から打ち上げられた花火を楽しんだ。まつりは14日まで。

 汗ばむ陽気になった初日、十和田湖に伝わる物語を聞きガイドと歩く「夏さんぽ」や、占い場を巡るツアー「占い場クルーズ」、十和田ビジターセンターでのクラフト体験、カヌー体験と多彩な催しが繰り広げられた。約1時間、カヌー体験をした東京都の実躍華(じつやくか)ちゃん(4)は「楽しかった。疲れなかったよ」と話した。夏さんぽでは、十和田奥入瀬観光機構の山下晃平さんが、湖に伝わる話を説明しながら十和田神社や乙女の像などのポイントを巡り散策した。

 午後6時から乙女の像がライトアップされ、会場の雰囲気を演出。花火観覧船4隻が運航され、同8時から船上からの打ち上げ花火を楽しんだ。今年は大曲花火大会などで活躍する秋田県大仙市の花火職人が手掛けた大迫力の大輪が湖面を彩った。

 14日はペダルボートレース(午前10時半~)やバルーンアート体験(午後2時~)も予定している。花火は午後8時から打ち上げられる。まつりは実行委員会が主催し、54回目。問い合わせは実行委(電話0176-75-1531)へ。

山下さん(左)のガイドで湖畔を巡る「夏さんぽ」に参加した観光客

十和田湖でカヌー体験を楽しむ観光客

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