千秋公園駐車場、40年ぶり新設 30台程度、来春供用目指す

秋田市が新たに駐車場を整備する千秋公園敷地内の児童遊園地
 秋田市は、千秋公園の利用者向けの有料駐車場を拡充する方針だ。公園敷地内に、新たに30台程度が止められる駐車場を整備する計画。実施設計は既に終えており、来年4月の供用開始を目指す。既存の駐車場が整備されたのは1985年のため、約40年ぶりに新たな駐車場が整備されることになる。

 市公園課によると、新たな駐車場の整備地は、公園敷地内の東側にある県道秋田岩見船岡線沿いの児童遊園地。面積は約1200平方メートルで、奥の階段を上ると胡月池にたどり着く。

 千秋公園内の普通車用の駐車場は現在、あきた文化産業施設「松下」の近くに14台分があるのみ。市は2018年3月に公園の再整備基本計画を改定するに当たり、公園のニーズを把握するためのアンケートを市民や学生、商工関係者などを対象に実施した。その結果、駐車場の少なさを指摘する意見が多く寄せられたことから、駐車場の拡充に向けて検討を進めてきた。

 市は今年7月に駐車場整備に向けた実施設計を完了。市議会6月定例会には、アスファルト舗装や照明灯の設置などの整備事業費3620万円を盛り込んだ一般会計補正予算案を提案、可決された。近く工事を発注する。

 公園課の担当者は「10月には佐竹史料館がリニューアルオープンし、千秋公園はさらなる利用者の増加が見込まれる。利便性の向上に向け、なるべく早く駐車場を整備したい」としている。駐車場の整備に伴ってなくなる児童遊園地の代替地を確保するかどうかについては今後検討する予定。

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