王林さんも参加、青森ねぶたに歓声と拍手

青森中央短期大付属幼稚園の子どもねぶたに参加し、沿道に手を振る王林さん

 青森市の青森ねぶた祭2日目の3日、会期唯一の日曜日ということもあり、市街には市民や国内外からの多くの観光客が詰めかけた。場所によっては、人がすれ違うのもやっと。運行コースの沿道には幾重もの人垣ができ、勇躍するねぶたに大きな歓声と拍手が湧いた。

 アイルランドからクルーズ船で青森県を訪れたノエル・ドランさん(45)、ステファニー・ベディスさん(46)は初めてのねぶたに大興奮。缶ビールを片手に「ねぶたの迫力がすごくて暑さも気にならない」と笑顔で話した。

 日本通運ねぶた実行委員会ではやし方をしている会社員小宮山浩子さん(42)と息子の幹太さん(7)=浜館小2年=は祭り開始1時間ほどで列を一時離脱。「人が多くて熱気に当たった。祭りは始まったばかりだから、体調に気をつけていかないと」と話した。

 大小合わせて21台のねぶたが出陣したこの日、大きな注目を集めたのは、青森中央短期大学付属幼稚園の子どもねぶた。弘前市出身のタレント王林さんが同大アンバサダーとして一部参加し、沿道に手を振るなどして祭りを盛り上げた。沿道から見た弘前市の福澤芽依さん(29)は「遠くから見てもオーラがあった。多忙だろうに、地元の祭りに参加してPRしてくれてうれしい」と語った。

大型ねぶたに沸く沿道の観衆=3日午後7時半ごろ、青森市新町1丁目

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