いよいよ本番 弘前さくらまつりで開催セレモニー


 弘前さくらまつりが開かれている青森県弘前市の弘前公園で18日、外堀全域と園内(標準木)のソメイヨシノが開花した。当初予想より外堀は3日、園内標準木は2日遅れで、待ち望まれた開花の便りとなった。まだつぼみが多いものの、インバウンド(訪日観光客)やツアー客らが園内を歩き、早咲きの桜やほころんでいるソメイヨシノを見て楽しんでいた。

 18日の市内は朝から晩まで晴れたり雨が降ったりする不安定な天候となったものの、青森地方気象台によると午前中には最高気温20.7度を記録。暖かさに誘われるように公園の各所で花開いた。

 昨年、満開の時期に訪れたという大阪府の赤澤秀一さん(77)、佳子さん(73)夫妻は「去年のきれいな景色をもう一度見たくて今年も来た。今日はまだ少ないけれど、咲いている桜を見て楽しみたい」と笑顔で話した。

 今年は会期を2日前倒ししてのまつりスタートとなっている。本来の開幕日に当たる同日は、園内本丸で「開催記念セレモニー」が行われ、桜田宏市長ら関係者が風船を空に放ち、まつりの成功を祈った。

 市は満開の時期を外堀は22日、園内は23日と予想している。西堀の桜のトンネルの開花は19日と見込んでいる。

開花宣言された弘前公園内のソメイヨシノ=18日午後

弘前城の天守を背に、弘前さくらまつりの成功を祈って風船を空に放つ園児や関係者=18日午前10時45分ごろ

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