
岩手県遠野市に昨年移住した若者が古民家を使った民宿をスタートさせる。千葉市出身の小川一生さん(24)と東京都国分寺市出身の広部二葉さん(24)は5月1日、遠野市附馬牛(つきもうし)町に民宿「篭家(かごや)遠野」を開業する。築100年以上とされるかやぶき屋根の古民家を改修。1日1組限定で迎え、自然体験ツアーなどのオプションもそろえる。
市中心部から車で約20分。早池峰山の麓の田園地帯に古民家はある。かやぶき屋根をいぶすため、まきストーブからは煙。趣を感じさせる内外装とかま、いろりといった昔ながらの生活スタイルが残る。
元々は現在の場所から500メートルほど北にある曲がり屋だったという。80年ほど前に台風の大雨で床上浸水し、使える木材を再利用して現在の丘の上に立て直した。歴代の住人が屋根をコツコツと吹き替え、床を張り替え、住み続けてきた。先代の住人も民宿を営んでいた。
広部さんは「不便も意外に楽しめ、生活のアイデアがわく」と遠野暮らしを楽しみながら開業を待ち、小川さんは「県内でかやぶきの宿は野田村とうちだけと聞く。昔の生活をのぞきに来てほしい」と願う。
民宿は最大一組6人まで宿泊可能。素泊まり1人9500円から、朝夕食付き同1万3千円から。郷土料理を提供する。問い合わせは篭家遠野(070-1439-8687)へ。
市中心部から車で約20分。早池峰山の麓の田園地帯に古民家はある。かやぶき屋根をいぶすため、まきストーブからは煙。趣を感じさせる内外装とかま、いろりといった昔ながらの生活スタイルが残る。
元々は現在の場所から500メートルほど北にある曲がり屋だったという。80年ほど前に台風の大雨で床上浸水し、使える木材を再利用して現在の丘の上に立て直した。歴代の住人が屋根をコツコツと吹き替え、床を張り替え、住み続けてきた。先代の住人も民宿を営んでいた。
広部さんは「不便も意外に楽しめ、生活のアイデアがわく」と遠野暮らしを楽しみながら開業を待ち、小川さんは「県内でかやぶきの宿は野田村とうちだけと聞く。昔の生活をのぞきに来てほしい」と願う。
民宿は最大一組6人まで宿泊可能。素泊まり1人9500円から、朝夕食付き同1万3千円から。郷土料理を提供する。問い合わせは篭家遠野(070-1439-8687)へ。