
青森県弘前市沢田地区の沢田神明宮で12日夜、五穀豊穣(ほうじょう)や家内安全を祈ってろうそくをともす伝統行事「沢田ろうそくまつり」が5年ぶりに開かれた。市内外から約千人が訪れ、厳かな雰囲気の中、揺れる炎に願いを託した。
まつりは山間部にある同地区で450年以上続く行事。壇ノ浦の戦いで滅んだ平家の霊を供養したのが起源とされている。新型コロナウイルス感染症の流行を受け、2021年から中止していた。
参拝者たちは雪が積もった参道を上り、「岩屋堂」と呼ばれるほこらの中へ。岩肌にろうそくを立て、静かに手を合わせた。境内にはかがり火がたかれ、たいまつ行列や登山ばやしがまつりに花を添えた。
家族で訪れた相馬小4年の大場心寧さんは「家族みんなに幸せがたくさんありますようにと願った」と語った。まつり実行委員会の三上昇委員長は「無事に再開できてほっとしている」としつつ、「地域の子どもたちが誇れる行事として次の世代に受け継いでいきたい」と話した。
13日には、ろうの垂れ方で今年の農作物の豊凶を占う。
まつりは山間部にある同地区で450年以上続く行事。壇ノ浦の戦いで滅んだ平家の霊を供養したのが起源とされている。新型コロナウイルス感染症の流行を受け、2021年から中止していた。
参拝者たちは雪が積もった参道を上り、「岩屋堂」と呼ばれるほこらの中へ。岩肌にろうそくを立て、静かに手を合わせた。境内にはかがり火がたかれ、たいまつ行列や登山ばやしがまつりに花を添えた。
家族で訪れた相馬小4年の大場心寧さんは「家族みんなに幸せがたくさんありますようにと願った」と語った。まつり実行委員会の三上昇委員長は「無事に再開できてほっとしている」としつつ、「地域の子どもたちが誇れる行事として次の世代に受け継いでいきたい」と話した。
13日には、ろうの垂れ方で今年の農作物の豊凶を占う。