
昨年8月に閉店した中三弘前店の地下フードコートにあったもう一つの名店「山忠」が4日、弘前駅前に移転し、「大町山忠」として営業を再開する。店主の水木秀治さん(59)が作るチャーハンのセットが名物。3日のプレオープンには待ちわびた市民らが次々に訪れ、慣れ親しんだ味を楽しんだ。
同市城南の本店からのれん分けを受け、中三弘前店地下で山忠の味を20年以上作り続けてきた水木さん。突然の中三閉店で商売の場を失ったが、新しい場所で再起するしかない、と覚悟を決めた。新店舗探しは難航したが、弘前商工会議所などの協力を受け、念願の再開にこぎ着けた。「(入居した建物の)オーナーら、いろいろな人のおかげ」と感謝する。
プレオープンの店内には水木さんが中華鍋とお玉を振るう「カン、カン、カカカン」という音が響いた。訪れた市民らはできたてのチャーハンやラーメンを口へ運び、「おいしい。変わらない味」と目を細めていた。
市内の男性会社員(36)は「中三では5年ほど前から月2、3回は来ていた。やっと食べられた」と笑顔。会社員福島美和子さん(53)は「チャーハンを作ってる姿を久々に見られた。やっぱりこの味」と喜んでいた。
みそラーメンを新メニューに加え、心機一転で再チャレンジする水木さん。「半年かかったが、ようやく再開できた。変わらない味を提供するので、ぜひ来てほしい」と話していた。
大町山忠は弘前市大町1の6の7、火曜定休。電話は(0172-38-6633)。
同市城南の本店からのれん分けを受け、中三弘前店地下で山忠の味を20年以上作り続けてきた水木さん。突然の中三閉店で商売の場を失ったが、新しい場所で再起するしかない、と覚悟を決めた。新店舗探しは難航したが、弘前商工会議所などの協力を受け、念願の再開にこぎ着けた。「(入居した建物の)オーナーら、いろいろな人のおかげ」と感謝する。
プレオープンの店内には水木さんが中華鍋とお玉を振るう「カン、カン、カカカン」という音が響いた。訪れた市民らはできたてのチャーハンやラーメンを口へ運び、「おいしい。変わらない味」と目を細めていた。
市内の男性会社員(36)は「中三では5年ほど前から月2、3回は来ていた。やっと食べられた」と笑顔。会社員福島美和子さん(53)は「チャーハンを作ってる姿を久々に見られた。やっぱりこの味」と喜んでいた。
みそラーメンを新メニューに加え、心機一転で再チャレンジする水木さん。「半年かかったが、ようやく再開できた。変わらない味を提供するので、ぜひ来てほしい」と話していた。
大町山忠は弘前市大町1の6の7、火曜定休。電話は(0172-38-6633)。
