デジタルアート触れてみよう/八戸市美術館

タブレット端末をかざして鑑賞するデジタルアート作品が並ぶ会場

 拡張現実(AR)などのデジタル技術を活用したアート作品に触れることのできる「デジタルアート展」が2月2日まで、八戸市美術館で開かれている。青森県内クリエーターや、昨秋に弘前、八戸の2市で開かれたワークショップに参加した県民9人の約30作品が紹介されている。

 県が昨年2月、青森市の県立美術館で初めて開いており、今回は2回目。スマートフォンやタブレット端末にアプリをインストール。作品にかざすと、描かれたものが動き出したり、音楽が流れる。ワークショップに参加し「一枚の絵から展覧会へようこそ」を出品した「うにとわかめ」さんは「絵を動かす作品を作ったのは初めて。クリエーターに手伝ってもらい何とか完成させた」と語った。

 青森市出身のイラストレーター・アニメーター「ゴローちゃん」による、恐竜の肉体がよみがえる大型作品や、十和田市のグラフィックデザイナー・よしだすすむさんの「おみくじんじゃーお稲荷様」など、ユニークな作品が並ぶ。県地域生活文化課の小笠原徹課長は「県内ではめったに見ることのできない(目の錯覚を利用した)大型錯視3D作品のほか、ARアート作品を展示している。足を運び作品に触れてほしい」と話している。

 入場無料。時間は午前10時~午後5時。1月28日は休館。3月9日午前9時~午後4時には弘前市民文化交流館ホールで開く。

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