秋田県能代市の飲食店などが、辛い料理で人を呼び込もうと「のしろ辛みフェス」を３０日まで開いている。各店がカレーやマーボー豆腐、辛口のラーメンなどを売り出し、食べた人のアンケート結果で上位が決まる。２日に同市鰄渕のイオンタウン能代でオープニングイベントを開き、料理の試食に多くの人が集まった。

　レストランやファストフード店、ナッツ専門店など３０店以上が参加。定番料理やフェス用の限定メニューなどを売り出す。スマートフォンでアンケートに回答すると、抽選で景品が当たる。上位の店は表彰を受ける。

　２日のイベントでは、フェスで売り出されるカレーや麺料理、ピザなどの試食コーナーが設けられ、親子連れなどが辛い料理を楽しんだ。つばめの森保育園や東雲中学校吹奏楽部のステージ発表、ものまねタレント「だしおさん」のショーも行われた。

　能代商工会議所青年部の有志による実行委員会の主催。消費が冷え込む時期に辛い料理で地域を盛り上げ、幅広い世代の絡みをつくろうと企画した。料理ごとの辛さの度合いは公式サイトで紹介しており、実行委員長の金沢佑紀さん（３３）は「自分に合った辛さを楽しんでほしい」と呼びかけている。