旧料亭金勇(秋田県能代市)

 「東洋一」と称されるほど木材生産量が多かった木都・能代の面目をかけて造られた旧料亭建物。料亭は1890年創業で、現在の建物は1937年に完成。1998年に国登録有形文化財に登録された。料亭は2008年に廃業、翌09年、土地と建物を市に寄贈した。

 総2階建て。1、2階合わせた延べ床面積は940平方メートルと大規模で、地元産の天然秋田杉がふんだんに使われている点が大きな特徴だ。

 42畳の和室と14畳の続き間がある一階の中広間。天井に使われている板は中杢板と呼ばれる仕様。樹齢150年ほどの1本の杉(長さ約9メートル)が5枚の板に加工されている。板の大きさに合わせ、設計を変更したというエピソードも残る。

 このほか、一畳の杢目(もくめ)板を用いた格(ごう)天井が特徴の2階大広間(110畳)、四季折々に表情を変える庭園など見どころは多い

能代市

秋田
囲碁女流本因坊戦の記念イベント参加者募集 10月19日・20日、能代
秋田
6日はブルーインパルスが能代の空を舞う! 開港50周年記念「みなと祭り」
秋田
きみまち阪公園開園100周年 記念行事など盛りだくさん
秋田
コイの形の「恋焼き」にチョコ味登場 道の駅ふたつい
秋田
リアルさ追求、ガンプラ見に来て! 20日まで能代市で