
紅葉が見ごろを迎えつつある青森県十和田市の奥入瀬渓流沿いの国道102号で21日、マイカー規制が始まった。惣辺交差点-子ノ口交差点の約10キロの区間で、27日まで自家用車やバイクの通行を規制する。期間中は県内初となる自動運転車両の実証実験を行い、乗客を乗せて渓流内を巡る。
行楽客は、マイカー用の駐車場がある同市休屋と焼山を結ぶシャトルバスなどで訪れ、静かな環境でせせらぎに耳を傾けながら、木々が色づき始めた渓流沿いの散策を楽しんだ。
自動運転の実証実験は、将来の常時運用を見据えて県などが実施。初日は関係者や報道陣向けの試乗会が行われ、オレンジ色にラッピングされた「MiCa」(8人乗り、最高時速19キロ)が、行楽客の注目を浴びながら石ケ戸休憩所-雲井の滝間の約2.8キロを走った。試乗会の参加者は人間や対向車、道路にはみ出した木々の枝葉などを感知するたびに自動で停車する様子や乗り心地、車窓の景観を確かめていた。
試乗した宮下宗一郎知事は「スムーズで安全に景観を楽しめる。多くの人に良さを実感してほしい」。小山田久市長は「非常に静かで、奥入瀬渓流にふさわしい。いつでもどこでも乗り降りできるように実現化してほしい」と話した。
実証実験では、同車を含め3種類の車両を3ルートで運用する。25~27日に雲井の滝-白銀の駐車帯(約0.7キロ)を運行する立ち乗り型車両以外は専用サイトからの事前予約が必要。
マイカー規制は、平日は午前10時から午後4時まで、土日は午前9時から午後4時まで実施。渓流の紅葉は今月末ごろがピークとみられている。
行楽客は、マイカー用の駐車場がある同市休屋と焼山を結ぶシャトルバスなどで訪れ、静かな環境でせせらぎに耳を傾けながら、木々が色づき始めた渓流沿いの散策を楽しんだ。
自動運転の実証実験は、将来の常時運用を見据えて県などが実施。初日は関係者や報道陣向けの試乗会が行われ、オレンジ色にラッピングされた「MiCa」(8人乗り、最高時速19キロ)が、行楽客の注目を浴びながら石ケ戸休憩所-雲井の滝間の約2.8キロを走った。試乗会の参加者は人間や対向車、道路にはみ出した木々の枝葉などを感知するたびに自動で停車する様子や乗り心地、車窓の景観を確かめていた。
試乗した宮下宗一郎知事は「スムーズで安全に景観を楽しめる。多くの人に良さを実感してほしい」。小山田久市長は「非常に静かで、奥入瀬渓流にふさわしい。いつでもどこでも乗り降りできるように実現化してほしい」と話した。
実証実験では、同車を含め3種類の車両を3ルートで運用する。25~27日に雲井の滝-白銀の駐車帯(約0.7キロ)を運行する立ち乗り型車両以外は専用サイトからの事前予約が必要。
マイカー規制は、平日は午前10時から午後4時まで、土日は午前9時から午後4時まで実施。渓流の紅葉は今月末ごろがピークとみられている。