青森県弘前市の市民団体「津軽百年の森づくり」(根深誠代表)と西目屋村などが昨年から進めてきた「菅江真澄(すがえますみ)古道」の整備が完了し24日、お披露目された。江戸時代の紀行家・菅江真澄(1754~1829年)が暗門の滝を訪れた際に通ったとされるルートの一部を再生、既存の歩道と合わせて新たな登山道にした。25日に暗門の滝への遊歩道が開通する。
整備されたのは、高倉森自然観察歩道から分岐し合流する約1キロ。道中には、マタギが残した道しるべ「ナタメ」や鉱抗跡、炭焼き釜跡などがある。ブナ林に刻まれた人々の営みの歴史をたどることができる暗門エリアの新名所になりそうだ。
菅江は1796(寛政8)年冬と98(寛政10)年初夏に暗門の滝を訪れ、「菅江真澄遊覧記」に当時の様子を記している。根深さんは、菅江の記述や地元のマタギへの聞き取りなどから菅江のルートを突き止め、古道復活を提唱してきた。「菅江真澄の偉大な遺徳を継承したい。多くの人に歩いて山を理解してほしい」と話している。
24日、同村の暗門神社では山開き祈願祭が行われ、出席した関和典村長らが今季の暗門エリアの無事故を願った。
整備されたのは、高倉森自然観察歩道から分岐し合流する約1キロ。道中には、マタギが残した道しるべ「ナタメ」や鉱抗跡、炭焼き釜跡などがある。ブナ林に刻まれた人々の営みの歴史をたどることができる暗門エリアの新名所になりそうだ。
菅江は1796(寛政8)年冬と98(寛政10)年初夏に暗門の滝を訪れ、「菅江真澄遊覧記」に当時の様子を記している。根深さんは、菅江の記述や地元のマタギへの聞き取りなどから菅江のルートを突き止め、古道復活を提唱してきた。「菅江真澄の偉大な遺徳を継承したい。多くの人に歩いて山を理解してほしい」と話している。
24日、同村の暗門神社では山開き祈願祭が行われ、出席した関和典村長らが今季の暗門エリアの無事故を願った。