多くの家族連れらでにぎわったしもきたマルシェ

 むつ下北地域の農家や飲食店などが出店する産直市「しもきたマルシェ」が、今年も始まった。12日、青森県むつ市の「ミルク工房ボン・サーブ」前の広場には、野菜の苗や下北の食材を使ったグルメなどを販売するテントが並び、多くの家族連れでにぎわった。

 下北の農家、飲食店などでつくる「しもきたマルシェの会」が2015年から開催。今年は10月まで毎月第2日曜日に開き、下北産の夏秋イチゴを使ったメニューが並ぶ「いちご祭り」や、旬の食材を使った「しもきたピザ」作りの体験などを月ごとに予定している。

 12日は、海峡サーモンの弁当や東通そば、下北産イチゴのスイーツのほか手作り雑貨もあり、訪れた人たちはそれぞれの店をじっくり見て回ったり、幾つかのグルメを食べ比べたりして思い思いに楽しんでいた。農家が販売する野菜の苗も人気で、栽培のこつを聞きながらさまざまな種類の苗を買い求める人たちもいた。

 同市の栄養士浜田希望(のぞみ)さん(39)は「ミニトマトの苗を買いに来たけど、おいしい匂いに誘われていろいろ買ってしまいそう」と笑顔。マルシェが始まった当初から出店しているという「中村農園」(同市)の中村貞幸さん(68)は「上手に苗を育ててもらいたいので、どんな堆肥が良いかアドバイスしている。『いっぱい取れたよ』と報告してくれる人もいてうれしい」と語った。

しもきたマルシェで野菜の苗を買い求める人たち

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