尊富士凱旋パレード、24日実施で調整


 青森県五所川原市の佐々木孝昌市長は2日の定例記者会見で、大相撲春場所で110年ぶりの新入幕優勝を果たした尊富士(24)=同市出身=の凱旋(がいせん)パレードについて、24日実施の方向で関係者と最終調整していると明らかにした。市内2カ所で行う計画で、市中心部では大型立佞武多(たちねぷた)「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」とともに尊富士がお目見えするセレモニーも検討している。

 日本相撲協会からパレード実施の許可を得た上で決定する。市によると、尊富士は23日に青森県入りする予定。24日のパレードは、市中心部と尊富士の地元である同市金木町地区で、それぞれオープンカーを使って行うことにしている。

 金木町地区は、市金木総合支所を出発し太宰治の生家・斜陽館の前を通って同支所へ戻る約1キロのコース。市中心部は、立佞武多の館から本町通りを通過しつつ市役所本庁舎へ向かう約900メートルのコースを想定している。

 春場所で尊富士が素戔嗚尊が描かれた化粧まわしを着けて土俵入りしたことから素戔嗚尊を立佞武多の館から出して披露する予定。インターネットでのパレード配信も検討している。

 また、佐々木市長は24日のパレード前に市役所で尊富士へ第1号となる市民栄誉賞を授与し、同日夜には祝賀会を予定していると説明。市長によると、24日は県庁で宮下宗一郎知事からの県褒賞授与も予定されているという。

 佐々木市長は「凱旋というのは大記録を打ち出してこそ『凱旋』という表現ができる。尊富士にとっても故郷に錦を飾る(パレードは)最高の栄誉になると思う」と話した。

五所川原市

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